訃報。

 職場の先輩の方が急逝された。我が電算室中興の祖として非常に重要な仕事をされた方だった。
 この方がいたからこそ、今の私の業務が成り立っていたのだ。
 衷心よりご冥福をお祈りします。
 この先輩の今の配属先では、この先輩があまりに有能であったばかりに業務の中核を全部先輩に依存してしまっていた。数年前からそれを危惧する声が出ていたそうだが、余人をもって代え難し、解決は先送りとなっていた。
 特にここへ導入されている部門システムを理解していたのは先輩一人だった。これから、それらの把握と操作責任者の振り分け直しをしなければならない。