報告書。

 朝、昨日からの問題について当該課長以下が最高総司令官のところへ出頭し報告がなされた。その時点では今回の問題を説明する資料は発覚初日に私が起草したベンダーへの現象確認並びに初期対応内容の通報レポートしかなかったので結構怖い思いをしたが、どうにかなった。というかあまり重要性が高いと認識されなかったようだ。それはそれで当該課にとっては僥倖だろうし、これ以上この問題の取り扱いレベルを深刻化したくない私にとっても喜ばしい話ではある。ただしベンダーへの対応要求を行う上では動機付けが若干弱くなったところか。
 午後から営業担当とSEの訪問を受け、それ以降最新のベンダーとしての報告書面の提示を受けた。事前に営業氏より、システム受領確認の際のこちらの不十分な確認結果も盛り込むと説明しにくくなるだろうから、希望であれば純粋に経過報告と今後の予防策について記載するのみにできるが、どうかとの問い合わせを受けていた。
 うまい揺さぶりだ。不十分な確認結果はお互い様ではないか。しかし私は陥落し、その報告書を受け取り、内容に同意した。
 報告書は前任の先輩にも回付したが、今のところコメントは得られていない。