写真発見。

http://www3.nhk.or.jp/news/2006/07/03/d20060703000145.html
 こういうのは発見と言うより「再発見」というか、多分誰かが保管してたのを忘れてしまい…って感じだろうか。
 それにしても、これだけ有名な艦艇である大和について、細かいディティールが分からないことだらけというのも不思議なものだ。たった70年前のものなのに、客観的な資料がないばかりに小さな銃座の位置一つはっきりしないなんて。
 大和級の場合は他にもトラック島停泊時に大和・武蔵が2隻同時に写った写真で、どちらが大和でどちらが武蔵か未だに議論されているものがあると聞く。あの特徴的な球形艦首(バルバス−バウ)も、プラモデルなどで当たり前に目にするものよりはるかに大きかったと言う証言もあるのだとか。
 
 些細なことではあるけれど、一つの世代を超えると人々の記憶の継承はひどく難しくなるのだと実感する。今暮らす家の自分の部屋の間取り、そんなものだって、果たして70年後の私はきちんと説明して見せる事ができるだろうか。
 敷地の片隅に立つビワの木の事も私は覚えているだろうか。はるかに時間が過ぎてから、何かの写真に少し写りこんだその木を見て、私は何かを思い出すだろうか?