写真。

 隣町の湾岸公園へ散歩。
 いい天気で他にも散歩の人々多数。
 TAMRON 17-50f2.8を持っていってぱちぱちと撮る。
 そこは樹木公園も兼ねているので、今の時期は草花がきれい。
 だがしかし、私は植物にはものすごく疎い。
 帰り道、私と同じようにデジカメを持って現れたおじさんが、私を同好の士と認めたらしく「ひめゆり咲いてましたか?どうでした?」と話し掛けてきた。
 さぁ「ひめゆり」とはどんなものか?あの小さい黄色いやつだろうか。それとも、あの白いヤツか?
 まずい。うかつに答えて恥をかくことになりそうだ。
 私は日本語の利点を最大限に生かすことにした。
 「あ、ちょっとだけ・・・」
 『ちょっとだけ?2〜3本くらいですか?』
 「え、ええ。ちょっとだけ」
 『そっかー。まだちょっとだけかー』
 成功した!回避に成功した!
 
 
 いや、お前そこで何で「どんなヤツでしたっけ?あの白いヤツですか?」とか聞かんねん。
 聞くは一時の恥、知らぬは一生の恥というじゃないか。
 そしたら向こうも「あー、ほらあの、青くて赤くて頭に黄色いツノが生えたヤツ」って教えてくれたかもしれないのに。